宇宙兄弟

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著者:小山宙哉

連載雑誌:週刊モーニング

「第56回小学館漫画賞一般向け部門」「第35回講談社漫画賞一般部門」受賞作品。『宇宙兄弟』は講談社の「モーニング」で。
2008年1号から連載中の作品です。

子供の頃に難波兄弟は「宇宙飛行士」になろうと約束したが、大人になって、夢を実現したのは弟の日々人だった。
置いて行かれた兄の六太が、もう一度子供の頃の夢を実現するために宇宙飛行士になる道を歩みはじめる・・・

簡単にいうとこんな話で、その過程を描いた漫画だが、それだけでは語れない魅力がある作品。

六太という非常に個性豊かな主人公を中心に、仲間と何かを作り上げていく楽しさや、困難な状況を切り抜けていく様子を
魅力的に描いている。
時に、カッコいい名台詞も飛び出しますよ!!

宇宙飛行士訓練なんて、一般の人の生活とはなんら無縁であるが、「あっそういえば、こんなシーン会社でよくあるなあ」など
状況は違えど、日常生活でも良く出くわしそうなシーンの登場が、この作品に共感を覚える要因の一つだと思います。

<あらすじ>
2006年7月9日、月に飛翔するUFOに遭遇し「2人で宇宙飛行士になろう」と約束した南波六太(なんば むった)、日々人(ひびと)兄弟。時は流れ2025年、その時に交わした約束通り日々人はNASAの宇宙飛行士となって月に向かおうとしていた。その一方、弟の悪口を言った上司に頭突きして自動車開発会社を退職(リストラ)し無職となった六太。再就職もうまく行かず意気消沈していた六太の元に、事情を聞いた日々人からメールが届く。「あの日のテープを聴け。」メールに書かれているまま、幼い日に録音したテープを聴く六太。するとそこには、六太が置き去りにしていた「約束」が鮮明に刻まれていた。

アニメ化:『宇宙兄弟』2012年4月~

映画化:『宇宙兄弟』2012年5月5日公開(実写)

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