累計発行部数は6100万部。「2004年第49回小学館漫画賞」「2006年第5回東京アニメアワード原作賞」受賞作品。『鋼の錬金術師』(はがねのれんきんじゅつし)は2001年から2010年まで『月刊少年ガンガン』で連載された。
著者は「荒川弘」(女性)
錬金術が存在する架空の世界を舞台としたファンタジー漫画であると同時に軍隊物でもある
もっとも盛り上がる中盤からラストまで一気に読める。
作者が連載初期の段階で「ラストはもう決まっている」と言っていた通り、
最後もしっかりまとまって終わってくれています。
アニメ化もされているのだが、『鋼の錬金術師』と『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』の2作品が作られている。
2003年から放映された前者『鋼の錬金術師』は、原作に追いついてしまうことから、途中より完全にオリジナルストーリーとなっている。
だが、こちらもかなり面白いので見る価値あり。
<あらすじ>
幼き日に最愛の母親、トリシャ・エルリックを亡くしたエドワード(以後エド)とアルフォンス(以後アル)のエルリック兄弟は、母親を生き返らせようと、錬金術において最大の禁忌、人体錬成を行ったが、失敗し、兄・エド(11歳)は左脚と唯一の家族である弟を、弟・アル(10歳)は全身を失ってしまう。エドは自身の右腕を代価として、アルの魂を何とか鎧に定着させたが、自分達の愚かさに気づく。その後エドは自ら失った右腕と左脚をオートメイル(機械鎧)をつける手術を受け、一時的に手足を取り戻す。
12歳となったエドは、国家錬金術師となり二つ名・「鋼」を授けられ、アルと共に元の体に戻る為、絶大な力をもつ賢者の石を探す旅に出る。しかし、旅には数々の試練がエルリック兄弟を待っていた。人ならざる人・ホムンクルスや、傷の男・スカーなど、多くの強敵が現れる中、兄弟は絆を深めながら元の体に戻る方法を探す。
アニメ化:『鋼の錬金術師』2003年10月~ 2004年10月
『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』2009年4月~2010年7月
映画化:『劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』2005年7月23日公開(アニメ)
『鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星』2011年7月2日公開(アニメ)