寄生獣

著者:岩明均

連載雑誌:月刊アフタヌーン

『寄生獣』は講談社の「月刊アフタヌーン」に1990年1月号~1995年2月号に連載されました。
主人公の新一と寄生に失敗したパラサイト「ミギー」が共に共存を選択し、
人類を食い殺すパラサイトとの戦いに挑んでいく内容。

普通の作品なら、なんだかよくわからないが、人間を殺すためだけの敵と
人類との戦いを描いたホラー的物語になるのだが、
この作品は、パラサイトも知能をもっており、普通に人間と同じように悩んだり考えたりすること。
生命とはなにか?などなどを深く考えさせられる作品です。

また、顔がぱっくり複数に割れたり、手が刀のように変化する描写が斬新であり面白い。
日本でも大ヒットした映画「ターミネーター2」に登場する”T-1000″やゲーム「バイオハザード」シリーズの敵は「寄生獣から
パクったんじゃないの?」って思わせます。

『寄生獣』自体が、ハリウッド実写映画化が決まっているとの話もありますね。

<あらすじ>
ある日、空から多数の正体不明の生物が飛来してきた。その生物は人間の頭に寄生して全身を支配し、
他の人間を捕食するという性質を持っていた。
寄生後も見た目は人間そのものであった彼ら「パラサイト」は、高い学習能力から急速に知識や言葉を獲得し、
人間社会に紛れ込んでいった。平凡な高校生である泉新一はその日、眠り込んでいる間に一匹のパラサイトの襲撃を受ける。
偶然ヘッドフォンをしていた幸運もあり、間一髪で脳の乗っ取りは免れたものの、パラサイトは新一の右腕に寄生してしまう。
右手にちなんで「ミギー」と自ら名乗るパラサイトと人間の奇妙な共生生活の幕開けである。
パラサイトによるものと思しき事件が頻発するにつれて、新一は真実を知る者としての責任を感じるようになる。
しかし、新一と自らの安全の確保にしか興味の無いミギーは、どちらにも与する気はなかった。
パラサイトらにより世界中でミンチ殺人事件が頻発し、メディアが注目し始めた頃、彼が通う高校に教師としてパラサイト「田宮良子」が赴任してくる。彼女はパラサイトの仲間「A」と共に、新一を観察すべくやって来たことを話した上で、戦う事はお互いにとって有益でないと判断し、その場は引き下がった。しかし短絡な「A」は人間の脳が残っている新一を敵と判断し、後日学校を襲撃した。
騒ぎの中「A」を倒した新一だったが、彼とミギーの在り方、そして「田宮良子」との遭遇がさらなる波乱を招くことになる。

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